結婚や出産といったライフイベントを期に収納不足に悩まされることはよくあります。
やはり同じ家に住む人の数が増えると生活に必要なものは増えますからね。
このページでは今の家に住み続けるなら、どのように乗り越えられるか考えていきましょう。
この記事の対象者
- 家族が増えて(結婚や出産など)収納スペースが足りない
- 引っ越しも検討したが、できれば今の家に住み続けたい
- 自分では改善案が分からない
この記事でわかること
- 引っ越さずに現在の住まいで収納不足を解消する方法
家族の分だけ収納が必要になる
生活に必要なものは家族の人数に応じて増えがちです。
衣類、食器、タオル、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどの生活必需品・消耗品などもそうですし、子どもがいるとベビー用品・子育て用品や家族の思い出の品を保管するためのスペースが必要になります。
さらに成長につれておもちゃ・学習用品スポーツ用品・教科書や参考書、文房具などが増えていきます。整理しなければ、スペースはいくらあっても足りないほどです。
だからこそ収納の工夫が大切になってきます。
収納を圧迫しがちなもの
- 季節の衣類(コートや水着など)
- 家具・家電(使わなくなったもの)
- スポーツ用品(アウトドア用品・キャンプ用品など)
- 思い出(アルバムや子どもの作品など)
自宅にスペースを作るためにできること
もちろん場合によっては引っ越さなければ解決できないケースもありますが、まとまった費用も時間もかかりますし、新生活に慣れるまではストレスもかかります。
引っ越さずに済むのあれば、現在の住まいで解決するほうが家族にとっても経済的・精神的な負担が少なく、合理的なはずです。
そこで、ここからは引っ越しを最終手段と考えて、できるだけ引っ越さずに済む方法を模索していきましょう。
①断捨離
使わなくなった物を思い切って処分してしまって収納スペースを生み出すのはもっとも効果的です。
②レイアウト&収納スペースの見直し
家具の配置変更でスペースが生まれることがあります。
例えば、
ベッドの位置を変更⇒ベッドの下に収納ケースを置く
ソファを壁から離す⇒ソファと壁の間の本棚や収納ボックスを置く
など配置変更が成功すると収納スペースが増えたり、生活動線が効率的になります。
また、壁面や天井などデッドスペース活用も見落としがちです。
気付いてないだけで、実はうまく使えていないスペースがあったりするものです。
③家具・家電・インテリアの買い替え
見た目のスタイリッシュさに惹かれて買ったけど、今の生活に合ってないということはよくあります。
これを期にサイズ感・収納力・機能性の高さも踏まえて選び直してみましょう。
これまで使っていたものもリサイクルショップやメルカリなどで換金すれば、買い替えの資金になります。
④収納グッズの活用
収納アイテムも使い方次第でスペースをつくることになります。
収納グッズの活用例
- 壁掛け収納:壁に棚やフックを取り付け、スペースを活用
- 突っ張り棒:デッドスペースにカーテンレールや収納棚を吊り下げると収納スペースに
- 収納袋:衣類や布団などをコンパクトに収納
- 収納ボックス:クローゼット・棚・引き出しの中を整理
収納グッズの役割と効果
- 積み重ねたり、まとめることで整理しやすくなる⇒スペースの最大限活用
- 定位置が決まる⇒散らかりにくい
- 片付いた状態をキープしやすい
ただし、片付けの習慣がなければ効果を発揮できません。
むしろ収納グッズだけが増えて逆効果になることもあるので注意してください。
⑤トランクルーム
自宅から溢れてしまうものはトランクルームに収納しておくことも考えてみましょう。
トランクルームのメリット
- 自宅がスッキリする
- 捨てずに済む
- 必要な時にすぐ取り出せる
- サイズが豊富
- 期間が選べる
多くのトランクルームは24時間体制なので、使わないものを預けておいて必要なタイミングで取り出すことができます。
仮にまたライフスタイルが変わっても変化に合わせて、サイズ等も変更できます。
その意味では引っ越しよりも柔軟です。
トランクルーム利用事例の紹介
実際にトランクルームを利用している家庭の事例が紹介されています。
ハローストレージの活用事例
トランクルーム選びのポイント
- エリア
- サイズ
- 料金
- セキュリティ(防犯カメラ・セキュリティシステム)
- 契約内容・契約期間
トランクルームのコスト
トランクルームを借りるには当然コストがかかります。
以下のようなポイントを確認しておきましょう。
確認すべき項目
- 初期費用は月額の何ヶ月分?
- 更新費用はかかるのか?
- 解約費用はかかるのか?
- 他の隠れた費用はないか?(保険・駐車場・配送料)
- 経済的な類似・代替手段はないか?
シミュレーション: 引っ越し vs トランクルーム
最終手段として引っ越したほうがいいこともあります。
3人家族という想定で考えてみましょう。
前提条件
予算は月額1万円
初期費用別
- 月1万円で広い部屋に引っ越す
- 月1万円でトランクルームを借りる
①月1万円アップで広い部屋に引っ越す場合
収納スペースへの効果
家賃1万円で広がるスペースはおおよそ5~10㎡ほどです。
部屋数が増えるか、リビングが広くなるなど、収納スペースに加えて、居住空間全体の向上が期待できます。
- 荷物の一元化
- 生活の質向上
すべての荷物が同じ場所に保管されるため、管理しやすく、収納以外のスペースが広くなれば、生活の快適さが向上します。
- 初期費用が高額
- 選択肢が限られる
- 現在の生活からの変化
引っ越し費用(引っ越し業者、敷金、礼金、更新料など)としてまとまった金額が必要(数十万円相当)ですし、都会では1万円だと広さが変わらないこともあります。
②月1万円でトランクルームを借りる場合
収納スペースへの効果
トランクルームの広さは1万円で約1.5~2.5㎡程度です。
使わない季節物や家具などを保管できます。
- 初期費用が少ない
- フレキシブル
- 現在の生活環境を維持できる
引っ越しと比較すれば、初期費用が抑えられます。
必要に応じてサイズや契約期間を変更可能です。また、現在の住環境や近隣関係を維持できます。
- アクセスの手間
- 長期的なコスパ
- 分散管理
必要な物を取り出すために、トランクルームまで行く手間がかかったり、家の中とトランクルームで荷物が分散し、管理が複雑になります。
コストに対して得られるスペースは引っ越しよりも狭いです。なので長期的にはコスパが悪いかもしれません。
一方、地方だと1万円アップすれば、かなり広くなるエリアもあり、1回の引っ越しで解決してしまったほうがよいこともありますね。
まとめ
家族構成の変化はある意味で生活空間見直しの大チャンスです!
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を改善して快適に暮らしましょう。