実家から離れて生活を始めたら収納不足になった...。これはよくあることです。
それまで家族でシェアしていた生活必需品(家具・家電等)を自分のスペースで管理する必要がありますからね。
このページではどうすれば収納で困らなくできるか考えてみましょう。
この記事の対象者
- 一人暮らしを始めたら収納スペースが足りなくなった新社会人や学生など
- 実家にはもう自分のスペースがない
- 実家から持ってきた荷物の保管スペースが必要
- 自分では改善案が分からない
この記事でわかること
- 収納に困らない生活を送る方法
一人暮らしは収納が不足しがち
一世帯ごとに必要なものはありますから、3人の生活が1人の生活になったところで荷物が3分の1になるわけではありません。
(衣類、食器、タオル、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどの生活必需品・消耗品など)
さらに趣味や季節品を保管するためのスペースとなると整理なしでは不可能でしょう。
だからこそ収納の工夫が大切になってきます。
収納を圧迫しがちなもの
- 季節の衣類(コートや水着など)
- 家具・家電(すぐには使わないもの)
- スポーツ用品(アウトドア用品・キャンプ用品など)
- 趣味(楽器・カメラ・コレクションなど)
- 書類(税金関係・保険証など)
一人暮らしの収納術
2つの方向性があります。
1つ目は価値観やライフスタイルの見直しです。
消費社会では、意識しなくても自然と物が増えてしまう傾向があります。
そのため、自分にとって本当に必要なものを見極めて、できる限り今以上に物を増やさないようにすることも必要です。
価値観の見直しが、無駄な買い物を減らし、物を増やさないことに繋がります。
2つ目は金銭での解決です。
誰もがとれる現実的な選択肢ではありませんが、方法は色々あります。
価値観やライフスタイルの見直し
- 断捨離
- レイアウト変更
- リサイクル・リユース・フリマ・シェア・レンタル
- 定期的な整理整頓
お金での解決策
- 広い家への引っ越し
- トランクルームの契約
- 家具・家電の買い替え
どちらか一つと言わず、価値観・ライフスタイルを見直しながら、金銭的な投資で解決していくこともオススメです。
①断捨離
使わなくなった物を思い切って処分してしまって収納スペースを生み出しましょう。
また、書類やDVD等は物理的にとっておくよりもデータ化して保管したほうがいい場合もあります。
②レイアウト&収納スペースの見直し
家具の配置変更でスペースが生まれることがあります。
例えば、
ベッドの位置を変更⇒ベッドの下に収納ケースを置く
ソファを壁から離す⇒ソファと壁の間の本棚や収納ボックスを置く
など配置変更が成功すると収納スペースが増えたり、生活動線が効率的になります。
また、壁面や天井などデッドスペースも見落としがちですが活用できます。
気付いてないだけで、実はうまく使えていないスペースがあったりするものです。
③家具・家電・インテリアの買い替え
見た目のスタイリッシュさに惹かれて買ったけど、今の生活に合わなくなっていることもあります。
これを期にサイズ感・収納力・機能性の高さを踏まえて選び直してみましょう。
これまで使っていたものを換金する方法もあるので検討しみてください(リサイクルショップ・フリマ・メルカリなど)。
また、所有にこだわらず使うときだけのレンタル・シェア利用がスペース節約にも繋がります。
④収納グッズの活用
収納アイテムも使い方次第でスペースをつくることになります。
収納グッズの活用例
- 壁掛け収納:壁に棚やフックを取り付け、スペースを活用
- 突っ張り棒:デッドスペースにカーテンレールや収納棚を吊り下げると収納スペースに
- 収納袋:衣類や布団などをコンパクトに収納
- 収納ボックス:クローゼット・棚・引き出しの中を整理
収納グッズの役割と効果
- 積み重ねたり、まとめることで整理しやすくなる⇒スペースの最大限活用
- 定位置が決まる⇒散らかりにくい
- 片付いた状態をキープしやすい
ただし、片付けの習慣がなければ効果を発揮できません。
むしろ収納グッズだけが増えて逆効果になることもあるので注意してください。
シェアハウス生活
他の人と住むことで、生活スペースをシェアし、個人で必要な収納スペースを減らすことができます。
シェアハウスなら共用リビングやキッチンがあるため、個別の収納スペースが少なくても十分生活できます。
ミニマリスト生活
生活に本当に必要なものだけを持つことで、そもそも収納の問題を軽減します。
ミニマリストのライフスタイルを採り入れることで、持ち物を厳選し、シンプルで快適な生活を送ることができます。
リモートワーク生活
仕事をリモートで行えるようになれば、家賃の高くない地方で生活するライフスタイルを選ぶことができます。
物理的な所有物が多くても収納スペースに困りにくいでしょう。
トランクルーム
自宅から溢れてしまうものはトランクルームに収納しておくことも考えてみましょう。
トランクルームのメリット
- 自宅がスッキリする
- 捨てずに済む
- 必要な時にすぐ取り出せる
- サイズが豊富
- 期間が選べる
多くのトランクルームは24時間体制なので、使わないものを預けておいて必要なタイミングで取り出すことができます。
仮にまたライフスタイルが変わっても変化に合わせて、サイズ等も変更できます。
その意味では引っ越しよりも柔軟です。
トランクルーム利用事例の紹介
トランクルーム利用者の事例が紹介されています。
ハローストレージの活用事例
トランクルーム選びのポイント
- エリア
- サイズ
- 料金
- セキュリティ(防犯カメラ・セキュリティシステム)
- 契約内容・契約期間
- タイプ(店舗型・オンライン型)
トランクルームのコスト
トランクルームを借りるには当然コストがかかります。
以下のようなポイントを確認しておきましょう。
確認すべき項目
- 初期費用は月額の何ヶ月分?
- 更新費用はかかるのか?
- 解約費用はかかるのか?
- 他の隠れた費用はないか?(保険・駐車場・配送料)
- 経済的な類似・代替手段はないか?
シミュレーション: 引っ越し vs トランクルーム
最終手段として引っ越したほうがいいこともあります。
一人暮らしの設定で考えてみましょう。
前提条件
予算は月額1万円
初期費用別
- 月1万円で広い部屋に引っ越す
- 月1万円でトランクルームを借りる
①月1万円アップで広い部屋に引っ越す場合
収納スペースへの効果
家賃1万円で広がるスペースはおおよそ5~10㎡ほどです。
部屋数が増えるか、リビングが広くなるなど、収納スペースに加えて、居住空間全体の向上が期待できます。
- 荷物の一元化
- 生活の質向上
すべての荷物が同じ場所に保管されるため、管理しやすく、収納以外のスペースが広くなれば、生活の快適さが向上します。
- 初期費用が高額
- 選択肢が限られる
- 現在の生活からの変化
引っ越し費用(引っ越し業者、敷金、礼金、更新料など)としてまとまった金額が必要(数十万円相当)ですし、都会では1万円だと広さが変わらないこともあります。
②月1万円でトランクルームを借りる場合
収納スペースへの効果
トランクルームの広さは1万円で約1.5~2.5㎡程度です。
使わない季節物や家具などを保管できます。
- 初期費用が少ない
- フレキシブル
- 現在の生活環境を維持できる
引っ越しと比較すれば、初期費用が抑えられます。
必要に応じてサイズや契約期間を変更可能です。また、現在の住環境や近隣関係を維持できます。
- アクセスの手間
- 長期的なコスパ
- 分散管理
必要な物を取り出すために、トランクルームまで行く手間がかかったり、家の中とトランクルームで荷物が分散し、管理が複雑になります。
コストに対して得られるスペースは引っ越しよりも狭いです。なので長期的にはコスパが悪いかもしれません。
まとめ
実家からの独立はある意味で価値観やライフスタイルを見直すのにぴったりなタイミングです!
ぜひ、新しい生活に合わせてアップデートしていきましょう。