ネットでトランクルームの場所だけ見て契約を決めようと思っていませんか?
- 忙しくて時間がない
- 画像で見る限りキレイそうだから
- 別に入ればなんだっていいよ
たしかに面倒ですよね。
でも、ちょっと待ってください。
見学は必ずしたほうが良いですよ。実際に見てみないとわからないことがいくつかあります。
このページでは「現場を見ないとわからない問題点」について紹介します。
屋内型トランクルームの一般的なセキュリティ
①入口
建物の入口はカードキーなどで管理されていることが多いです。暗証番号の入力とカードが必要なところの方が安心度は高そうですね。
②倉庫まで
エレベーター
ほとんどのレンタル倉庫では部外者でもエレベーターを使用することができます。
特にビルインタイプ(雑居ビルのワンフロアを倉庫として貸しているタイプ)の場合はどうしてもそうせざるをえない傾向が強いのではないでしょうか。
この点でいうと大手の業者が強いと感じます。なぜかというとビル一棟をまるごと管理しているため部外者が入りにくいからです。
中小規模業者は資金的に余力がないことも多く、ビルインタイプの収納になってしまいがちなのです。
階段
雑居ビルの一室をトランクルームとして使っている業者は階段も自由に使えます。
③トランクルーム室内
鍵のタイプは業者によって異なりますが、各トランクルームのドアは「南京錠」や「ディンプルキー」で開ける仕組みが多いです。一部ドアノブタイプのところもあります。
湿気対策の一環として天井部分は密閉されていませんが、金属のネットがかかっているので侵入は難しくなっています。
④防犯カメラ
さすがに防犯カメラは設置されています。
⑤有人警備
定期的に巡回・清掃など行われますが基本的には無人です。ALSOKやセコムといった警備会社と契約しているパターンが多いようです。
屋外型コンテナの一般的なセキュリティ
①入口
屋外コンテナボックスの場合は入口は特に鍵がないことが多く、部外者でも入ろうと思えば入れるようになっています。
②コンテナボックスの鍵
南京錠タイプの鍵が付いています。
③防犯カメラ
最低限防犯カメラは設置しています。
ビルのワンフロアをトランクルームとして貸している場合はどうしても部外者が入りやすくなります。
その点で行くと自社でビル全体を管理している方がセキュリティ面が強固ですね。
④夜間照明
夜間は照明が点灯します。
見学しないとわからないトランクルームの問題点
①エレベーターや通路が狭い
エレベーターや通路が狭いと荷物の搬入搬出がものすごく大変です。特に人の出入りが激しい時間帯だとストレスになります。
東京のエレベーターは特に狭いですよね。
②建物が汚い
ビルインタイプ(雑居ビルの一室をレンタル倉庫として使うケース)では、想像よりもはるかに汚いところもあるのです。
特に料金が安い場合は注意しましょう。安いからといって現場を見ずに決めてしまうと思わぬ落とし穴が待っています。
もちろん利用目的は人それぞれなので汚くても大丈夫という場合は良いですが、中には「設備がちょっと古すぎない?」「本当に大丈夫かな」と思う物件もありますよ。
③駐車場から遠い
②と同じく雑居ビルに入居しているレンタル倉庫は、駐車場がビルに完備されていないというケースもあります。
駐車場ありの表記があっても使いやすい駐車場かどうかわかりませんので、車で荷物の運搬を行う予定があるなら場所は必ずチェックすべきです。
④入口に問題あり
建物の入口が段差になっていたり狭かったりというケースもあります。
出入りする時に危険ですし、通行人にも迷惑になりますので注意したいポイントです。
⑤階段が使いづらい
階段を使って運ぶことは滅多にないと思いますが、エレベーターが混んでいる時などは階段を使って運ぶことも考えられます。
狭い、勾配が急、暗いなどものを運ぶのに適していないレンタル倉庫もあるのです。
⑥温度や湿度の管理が不十分
トランクルームの温度や湿度は一般的な家庭やオフィスなどで我々が生活する室内の環境と同程度になっていることが多いです。
逆に言うと、一般的な環境で保管するのと変わらないので長期間放置すれば、カビ発生や劣化の原因になってしまうことも考えられます。
そういう意味で一度、目で見て「その環境で保管しても問題ないか」よく考えたほうが良さそうです。
高額なアイテムや貴重品をトランクルームにしまっておくのはわりとリスクが高いように思われます。
なお、多くのトランクルームではユーザーが1ヶ月に1度程度、施設を訪れて確認することを推奨しています。
⑦防犯体制が不安
雑居ビルの一室を利用したトランクルームは第三者が建物へ出入りがしやすかったり、一目につきにくいなどセキュリティ体制が弱いケースも見受けられます。
また、フランチャイズ経営だと、同じ業者でも物件によってはアタリハズレがあります。
まとめ
見学しないと予期せず失敗したり後悔の原因になります。契約前にできるだけ見学をしましょう。