手っ取り早く服を保管する方法として「トランクルーム」や「保管付き宅配クリーニング」がありますが、一体どちらがいいのでしょうか?
両者にはいくつかの違いがあり、どちらを選ぶべきかは人によって異なります。
このページでは両者を比べ整理しつつ、ケースバイケースで最適な提案をしますのでぜひ読み進めてみてください。
この記事の対象者
- 服の保管先としてトランクルームやクリーニングを検討中
- すでに利用中してるが、あまり満足していない
- 良い乗り換え先があれば移りたい
この記事でわかること
- トランクルームと保管付き宅配クリーニングの違い
- あなたに向いているのはどちらなのか
- どちらもしっくりこない場合に残された選択肢
このページで比較する服の保管方法
①トランクルーム
1つ目は近所にトランクルームを借りて洋服を保管する方法です。
強み
- 24時間営業
- 好きなタイミングで出し入れ可能
- 洋服以外の荷物も収納可能
一度契約してしまえば、自宅のクローゼットや押入れ代わりになります。
具体的な選択肢はこちら
②保管付き宅配クリーニング
2つ目はクリーニング屋の洋服保管を利用する方法です。
シンプルに説明すると宅配クリーニングで提供している衣料品の長期保管サービスです。
強み
- クリーニング込
- 渡すだけで次のシーズンまで服のプロが最高水準の環境で保管
自宅より安心で利用者が増えています。
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トランクルーム vs 宅配クリーニングの洋服保管サービス 比較表
両者は何が違うのでしょうか?
一度整理してみましょう。
店舗型 トランクルーム | 保管付き 宅配クリーニング |
|
---|---|---|
①誰が運ぶ? | 自分 | 配送業者 |
②出し入れ | 自由 | 1回のみ |
③服のメンテナンス | 自分 | プロ |
④どこで保管する? | トランクルーム | アパレル専用倉庫 (温度・湿度管理) |
⑤年間保管料 | 5万円以上 | 1〜2万円程度 |
以上の比較表をもとにまずは補足します。
搬入・搬出に関する違い
トランクルームだと自分のタイミングで何度でも入れ替えができますが、宅配クリーニングでは一度きりの入れ替えになります。
流れ
トランクルームの場合
- クリーニング
- 搬入(自宅⇒トランクルーム)
- 保管
- 搬出(トランクルーム⇒自宅)
宅配クリーニングの場合
- 集荷キットを取寄せ
- キットに入れて配送業者へ
- 搬入(自宅⇒倉庫)
- クリーニング
- 長期保管
- 搬出(倉庫⇒自宅)
服の保管・メンテナンス
トランクルームユーザーは自己責任(服の状態管理は自分で責任をもって行う必要あり)ですが、宅配クリーニングを利用すると服の状態管理をある程度プロに任せることができます(湿度・温度管理や修理等の対応もあり)。
続いて両者の長所や短所をまとめます。
服の保管にトランクルームを使うとどうなる?
- 自由度の高さ
- 手間がかかる
- 環境(アパレル保管専用ではない)
- 料金(割高)
メリット
自由度が高い
取り出し時間
基本、24時間出入り自由なので必要になったらいつでも取りに行くことができます。
宅配クリーニングだと「ヤマト運輸・佐川急便の配達時間内に家にいない」という人もいますが、24時間営業であればその心配はいりません。
使い方・利用方法
ちょっとした作業スペースや更衣室として使うこともできます。
内部の収納にこだわって扉を開けた時に気分がちょっと上がるように収納している人もいるようです。
収納品
トランクルームには靴やかばん、帽子、アクセサリーなどを含めて洋服以外のものを収納することができます。
もちろん普通のTシャツやスポーツ用品、災害時の非常食等の保管にも使えます。
宅配クリーニングだと服のみしか保管できないケースが多く、場合によっては対応できないこともあります。
その点、トランクルームは服以外の保管場所としても色々使い道があるので、衣類以外の収納にも困っている場合に向いています。
デメリット
手間がかかる
自分でクリーニングする必要がある
クリーニングは基本的に自分で手配する必要があり、時間と手間がかかります。
自分で運ぶ必要がある
自分でトランクルームと自宅を往復することになります。
宅配クリーニングに依頼すれば、集荷と配達をやってくれることを考えると大変ではあります。
環境(アパレル保管専用ではない)
トランクルームはアパレル専用ではないので特化した環境があるわけではありません。
空調設備があっても常温の時もあります。
なので、置きっぱなしはリスクが高いです。
空気が循環するように定期的に入れ替えたり、衣類を詰め込みすぎないように気をつけましょう。
トランクルーム利用者の声
料金(割高)
年間保管料は最低でも5万円以上はかかります。
宅配クリーニングと比較すると高く感じますね。
服の保管に宅配クリーニングを使うとどうなる?
- 料金(安い)
- メンテナンス込(クリーニング以外の作業も丸投げ)
- 保管される倉庫はアパレル用
- 衣類専用(服以外の収納は未対応)
- 少数では頼みづらい(対応していない)
- 受取のタイミング(ちょうどいい時期に届くとは限らない)
メリット
料金(安い)
年間保管料1〜2万円程度で済むのでトランクルームよりも安いです。
クリーニング利用者の失敗談
メンテナンス込(クリーニング以外の作業も丸投げ)
基本的にクリーニングのプロにおまかせできます。集荷キットに梱包して宅配業者に手渡すだけなのでトランクルームを往復するよりも手間はかからないでしょう。
ネットから申し込むだけでドライバーが集荷や配達に来てくれます。重い荷物をわざわざ自分で運ぶ必要もありません。そう考えると1〜2時間分の労力を省いてゆっくりすることができます。
さらにほつれやボタンつけなどの作業もやってくれるので洋服のコンディションが完璧に近い状態で次のシーズンを迎えられます。次に着る時はおろしたてのような気持ちよさで着ることができますね。
アパレル用の倉庫で保管
クリーニングに預ければアパレル専用の環境で保管してもらえます。温度や湿度の他、直射日光等も避けられるのでカビや変色の心配はありません。
一方、トランクルームだと色々な利用者がいるため、必ずしもアパレル保管に最適化しているわけではありません。
デメリット
衣類専用(服以外の収納は未対応)
一部例外はありますが、保管付き宅配クリーニングが対応しているのは基本的に洋服やふとんのみです。衣類以外のものを保管したい場合にはやはり「トランクルームタイプ」を使うべきと言えます。
(1着だけなどの)少数保管には対応していない
宅配クリーニングでの保管できる量はある程度数が決まっています(5着から30着程度)。
かなり少量の場合や大量に保管しておきたい場合には向きません。
受取のタイミング(ちょうどいい時期に届くとは限らない)
いったんクリーニングに出してしまったらすぐに取り出すというわけには行かず、手元に届くまでに多少時間がかかってしまいます。また、思ったより気温の変化が激しくて「明日にはコートが必要」となっても対応できないこともあるでしょう。
さらにクリーニングだと「1点だけ早く発送してほしい」などの個別発送対応も難しいです。
どうでしょうか?
以上のメリット・デメリットを踏まえてトランクルームに向いているパターンと宅配クリーニングに向いているパターンについて解説します。
トランクルームに向いているパターン
- 服以外の収納も困っている(靴、帽子、カバン、アクセサリーなど)
- クローゼット感覚で好きなタイミングで入れ替えたい
- 頻繁に出し入れする予定がある
保管付き宅配クリーニングに向いているパターン
- 次のシーズンまで着ない服を預けたい
- アパレル環境で保管したい
- できるだけ料金を抑えたい
宅配クリーニング
初めて利用してみます。今回は主にダウンジャケットやスーツ、ロングコート、ボードウェア、バイクジャケットなどです。
今回使ってみて良ければ、春になったら宅配クリーニングの保管サービスも利用してみるつもりです。
値段はスーツは割高、コート・ジャケット類は割安です pic.twitter.com/83cQ9olDmI
— norick@熱烈カープファン🎏 (@neonorick) November 29, 2018
保管クリーニングに出してた服が帰ってきたので、衣替えとクローゼットの整理はじめたら、これ3日くらいかかりそう………。
— 植田佳奈 (@uedakana) November 13, 2018
服の預かりサービス他の選択肢
服の預け先としてトランクルームや宅配型クリーニングが合わないと感じた方もいるかもしれません。
上記2つと合わせて「服の保管に使えるサービス」を紹介しておきます。
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服の預かりサービス(オススメ4選)と選び方
最後に一言
各サービスは便利ですが、当然、完璧ではなく、プラス面もマイナス面もあります。
それを踏まえてあなたの利用方法にあった選択をしてみてください。